歴史物をやると言う事は、小道具ひとつとっても、その使い方、使用感、重さ、などを把握しなければ描画する事が出来ませんでした。歌は特に、江戸時代のこの時期には存在しない音階も沢山ありまして、それも把握しなくてはいけません。多くの資料提供のご協力を賜り、それらに目を通し、それでもどこかで『嘘』をつかなければ物語は語れないものです。この映画の制作に捧げた自分の人生の何分の一か、とても大変で失うものも多かったですが、兎に角完成させる事が出来ました。
それは一重に、惜しむ事無く強力してくれたスタッフ、俳優達のおかげと思います。
そして、この期間壊れそうな僕を本当に良く支えてくれた妻に、心からの感謝を捧げたいと思います。


監督 外村史郎